どうも、fogの弟です。前回に引き続き「バイクパッキング高知to愛媛」の記事を書いていきます。
まだ読まれてない方は是非前編を!
ざっくりおさらいします。
タイトルの通りバイクパッキングにて四国・高知県を出発し、お隣の愛媛県までのトリップをしてきました。
初日は移動日も含んでいたため、目的地まで20数キロの軽めなライドの予定でした。
ところがどっこい。
悪天候によりハードモードな1日に。雨の中21時にキャンプ場に到着。Day2に備えます。
バイクパッキング高知to愛媛 Day2スタート!
2日目です。朝起きて初めて自分達がキャンプをしたフィールドを見渡すことができました。
昨晩着いた頃は真っ暗だったので、キャンプ場の全容を知りませんでした。
初日の野営地に選んだのは吾川スカイパークです。このキャンプ場はパラグライダーの練習場を兼ねているため、広大な敷地となります。その一角にキャンプエリアがある感じですね。
(全然写真撮ってなかった、、笑)
とりあえず美味い朝飯で元気チャージ
Day2も雨から始まります。事前の天気予報では、2日目は晴れる予定だったのですが、やっぱり山の天気は読めませんね。雨雲レーダー見る感じだと午後からは雨も上がるとのこと。
兄貴と作戦会議をしつつ、朝ご飯の用意を進めます。
朝食に選ばれたのは「The Small Twist(スモールツイスト)」。八ヶ岳で作られている絶品のトレイルフードです。
旬の野菜やこだわりの味付けをされたドライフードで、感度の高いハイカーやショップから絶大な人気を誇っています。
売り出し方・ストーリーがイケてるということだけでなく、圧倒的な「味のクオリティー」が支持されているのでしょうね。大変美味しいです!
筆者は自分で買ったことはありません。いつも兄貴に分けてもらったり、一口もらったり。笑
ということで今回も半分いただきました。
お味は「ミートソースツイスト」。ミートソースパスタです。食べ応えのあるフジッリ(パスタ)とちゃんと野菜の味がする野菜(ココ重要)が最高でした。
機材チェックワンツー
山の天気は変わりやすいもので、ご飯を食べて準備をしていると想定外に早く雨雲が抜けました。レーダーを見る限りこのまま晴れそうなので出発を決定。
ロケーションもナイスだったので出発前にバイクチェックを行います。詳しくはまた別の記事にまとめたいと思います。全体像だけどぞ!
バイクパッキングアイテムをmyog
今回は初の試みとして「MYOG(ミョグ)」を取り入れました。ミョグは「Make Your Own Gear」の頭文字から取ったもので、簡単にいうと「自分が使う道具は自分で作ろうぜ」っていうハイキングを起源にするカルチャーのことです。要は自作でギア作ってみませんかと。
以前よりmyogに興味があった僕たちも、今回のバイクパッキングに合わせて各々ギアを自作してきました。
フレームバッグ、ステムバッグ、ハンドルバーバッグetc
細部のクオリティーは別として、自分の自転車に「サイズピッタリ」で作成できるのは良いですね。 自分のために自分で作ったアイテムで遊ぶ。心にグッときますね。
中津明神山の山頂を目指す
Day2の目的は中津明神山(ナカツミョウジンザン)の山頂にある林道(「天空の林道」)を走り、山の向こう側に越えること。ということでまずは山頂目指してヒルクライム。
スタート地点の吾川(あがわ)スカイパークは標高800mほど。目指す中津明神山は1500m以上の標高のため、割としっかり目のヒルクライムが待ち受けます。
エナジー系のやつ、食べまくり
まじでキツかったヒルクライム。元気出る系のエナジーゼリー、羊羹を食べます。
エネルギーチャージというか、自分自身への暗示というのか、止まって休憩するための言い訳なのか。
多めに休憩を挟みながら山頂を目指します。
「天空の林道」に到着
今回の旅のメイン、「天空の林道」の入り口にやっとの思いで到着しました。
天空の林道は今回登った中津明神山の山頂付近から伸びる未舗装路です。当初はこの林道を終点まで進み、その先は登山道に入って山越えをする予定でした。しかし出発時刻の遅れや天候の崩れも心配されたのでルート変更。天空の林道を少し走って折り返し、中津明神山から反対側へ伸びる登山道を下ることにしました。
天空の林道、よかった
グラベルライドを楽しむためにサドルバッグといった荷物を外し、MTBを軽くします。
この楽しさを言葉で伝えるのも野暮なので写真をぜひ見てください。
天空の林道というよりガスってる感じが「天国の」林道でした。
山頂にも登りました。ガスっていたので案の定何も見えませんでした。
Bike and Hike(バイクアンドハイク)
ここからが本番(?)。
僕たちの遊びは自転車キャンプではなくて、バイクアンドハイク。言葉の通り、自転車にも乗るしハイキングも一緒に楽しむという欲張りな遊びなのです。
バイクモードからハイクモードへ
ということで自転車を降り、ハイキングモードで下山します。ここから先、自転車は乗るものではなく担ぐもの。可能な限り自転車本体を軽くするために、パッカブルのバックパックに荷物をまとめて収納します。
自転車にフレームバッグ類を付けたままでもいいのですが、自転車の持ちにくさや取り回しを考慮するとバックパックにまとめるのが良さそうです。
少し話が逸れるのですが今回パッカブルのバックパックを導入しました。元は輪行時に必須になるという点で導入したのですが、バイクアンドハイクな遊びではとても有効ですね。
基本的にはフレームバッグに忍ばせておいて、ハイクモードで利用する。パッカブル仕様ならではの使い方かなと思います。
荒れ放題の登山道
下山ルートに選んだ登山道はYamap上にも記載されていないルート。ほとんど使われていない様子で、笹も伸び放題。植物で覆われた登山道を少しずつ進みます。(笹が低く、乗られそうなとこは乗る。この瞬間が一番楽しい。)
倒木も当たり前のようにありました。兄貴と手を取り合いクリアします。友情w
林道に合流。グラベルライド。
自分の背丈を優に越す荒れ放題な笹、いきなり現れる蛇、急斜面。ビチャビチャの靴。
シンプルに帰りたくなるような気分でしたね。笑
ハイク開始から1時間ほど歩いたタイミングで林道に合流。
実はここからがハイライト。
集落に出るまでの数キロ、下りの未舗装路をライドします。
これまでの人生の中でこれほど気持ちよく長い未舗装路を走ったことはありません。間違いなくマイベストグラベルライド。
山頂で楽しんだ天空の林道をダントツ越えましたね。笑
25km先のキャンプ地へ
山から下り切った地点からDay2の宿泊予定地まで25キロほど。この時点で夕方の17時近く。キャンプ場に着く頃には真っ暗です。二日連続のナイトライドを覚悟した瞬間。
学ばない兄弟!
本日のお宿は久万高原町「千本高原キャンプ場」
途中日帰り温泉に立ち寄ったこともありキャンプ場に着いたのはこの日も21時を回った時間。
二日目の宿泊地に選んだのは「千本高原キャンプ場(せんぼんこうげん)」。予約不要、料金は後払いも可能な気楽なキャンプ場です。
料金もリーズナブルで、テント1張り/600円というお値段。
到着してびっくり。キャンパーで超満員でした。端っこのエリアにこっそり陣地を取りました。
この夜もお湯だけでOKな食事でフィニッシュ。
ラストデイ
最終日は30km先の愛媛の県庁所在地、松山市を目指します。基本的には下り貴重なオンロードでしたが、「三坂峠」という峠を一つ越えるルート。前日までに比べれば余裕な斜度も、最終日となるとペダルを回す足も重くなります。
峠のピークで改めてGoogleマップを見直すと、最短のルートを案内してくれました。これが失敗。笑
教えてくれたのはお遍路道。登山道みたいなトレイルです。看板を見ると「久万街道」という名前だそう。明治25年まで松山と高知を結ぶ重要な道だったらしいです。
松山市へ
ついに松山市に入ります。寂しいような、少しホッとするような気持ちでこの二日間とは全く違う、都会の景色を進みます。
解散地点の松山駅に向かう途中、銭湯によって汗を流します。この時は早くビールが飲みたい以外の感情はありませんでしたね。
くさすぎる靴問題。
とにかく靴がヤバかった。2日間も雨と汗にさらされた結果、とんでもない匂いの爆弾が2つ完成していました。(兄貴の合わせると計4つ)
ということでダイソーに寄ってスリッパ購入。爆発物所持で捕まらずにすみました。
松山駅にて輪行の準備を行い、念願の打ち上げ開始。電車の出発までギリギリだったのですが、短時間で飲めるだけ&食べられるだけ楽しみました。
生中、チキン南蛮、チャーシューと目玉焼き、ヤンニョムチキンetc…
もはやこの乾杯の為に今回のトリップを計画したようなもんです。笑
まとめ
後編も最後までご覧いただきありがとうございました。GWぶりの兄貴とのバイクパッキング、今回もめちゃくちゃ楽しいトリップになりました。
前回よりも少し難易度も高かったのですが、なんとか無事故で終了!一番大事ですね。
バイクパッキングやULギアの扱いに関してちょっとずつ経験値も上がってきているので、もっともっと当サイトでアウトプットしていきます。