どうも、フォグの弟です。昨年10月の某日、実家(大分県)へ帰省した際、「万年山(はねやま)」でトレランをしてきたので記事に残します。ニッチな山ではありますが、大分でトレランコースをお探しの方に参考にしていただけると嬉しいです。
もちろん万年山で登山をする際にも役立つ情報を掲載しています。
今回はマウンテンバイクを使ってバイクトゥー仕様(アクセスを自転車で行うスタイル)にて楽しんできたので、その様子もお伝えできればと思います。ぜひ最後までご覧ください。
そもそも万年山って?どこにあるの?
万年山は「はねやま」と読みます。よく「まんねんざん」と間違われることもありますが、正しくははねやまです。
万年山(はねやま)は、大分県日田市、玖珠郡玖珠町、九重町にまたがり、耶馬日田英彦山国定公園に含まれる標高1,140.3mの山である。
万年山 – Wikipedia
下万年と上万年に分かれる珍しい2段メサ(卓状台地)であり、九州百名山の一つとされるとともに、2007年には「玖珠二重メサ」として日本の地質百選に選定されている。メサが侵食されてできたビュートと呼ばれる地形の典型例である伐株山(標高685.5m)とともに玖珠町のシンボル的な存在である。
大分百山にも選ばれており、山頂からは、南東に九重連山、東に由布岳、北に玖珠盆地が見渡せる。また、頂上付近は5月から6月にかけてミヤマキリシマが頂上一面に咲き、これを見るために他県からも登山者が訪れる。
1,140mも標高あるんですね。意外。筆者のような玖珠町民は遠足とかで登ったことがあります。
近くの「伐株山(きりかぶさん)」と並んで玖珠町のシンボル的な山じゃないでしょうか。記憶が正しければ母校の校歌にも登場してました。
どこから登る?登山口情報
万年山の主な登り口は2つあります。
1つは玖珠町の正面から「吉武台(よしぶだい)牧場」に登った先の登山口。2つ目は「道の駅 慈恩の滝」からアクセスする「はなぐり登山口」から登るルートです。
例えば玖珠インターチェンジからのアクセスを考えると、前者の吉武台登山口からのルートが近く、おすすめです。最も一般的なルートがこちらですね。
今回のトレランでもこちらを利用しました。
どちらにも駐車場があります。(吉武台牧場の登山口は特に広い駐車場です)
(Googleマップ埋め込み)
万年山登山のトイレ情報
万年山には立派なバイオトイレ(男女別)が完備されていました。吉武台牧場の登山口から15分程度進んだ先の避難小屋に併設されています。
※冬季は利用不可との情報も見たことがあるので要注意です
マウンテンバイクで登山口までアクセス!今回の装備について
BikeToRunの仕様にて山行を楽しんできました。簡単に装備をご紹介します。
自転車はKONA(コナ)のマウンテンバイク。フルサスペンションながら、登れる系のマウンテンバイクです。
自転車にフレームバッグなどは装着せず、必要なものはトレランベストに収納しています。簡単な修理キット、補給食などを入れるには十分の容量でした。
トレラン用のベスト型バックパックは身体へのフィット感も高いので、自転車に乗る際にも使えますね。ランを想定しないMTBライドでも活躍しそうな予感がします。
Tipsとして、ヘルメットのあごヒモをザックに回すと安定しました。トレランベストにヘルメットを固定したい状況で参考にしてください。(この情報需要ある?)
自転車で登山口を目指す
ここからは実際の山行の様子をお届けします。まずは自転車で出発、登山口で吉武台牧場の駐車場をを目指します。
想定よりもヒルクライムきつい
まずは吉武台登山口を目指してヒルクライム。
スタート地点から約7km、獲得標高600mのルートになります。ところどころ勾配の急な箇所もあり、想像していたよりもキツかった印象。
小学生の時?に遠足で歩いた記憶が蘇ります。w
ダラダラと1時間程度登り、山頂に到着です。
登山口にバイクをデポ
吉武台登山口の駐車場に自転車を停めます。この日は平日だったこともあり、駐車場には1台の車が停まっていただけでした。ハイシーズンがどんなものかは不明ですが、十分車を止められる広さがあります。
自転車に施錠を行いランモードに切り替えます。
トレイルランスタート
グルッと1周できるコースを選択
今回は吉武台登山口から万年山山頂、ミヤマキリシマ群生地を通るコースを走りました。グルッと1周するかたちで、計10km(獲得標高434m)のランを楽しめます。
万年山山頂を目指し、牧場を抜ける
駐車場を出発し、まずは万年山の山頂を目指します。牧場からは大きな青空を楽しめます。
しばらくは舗装路が続きます。
牧草地帯もミヤマキリシマの群生地らしく、シーズンには綺麗な景色が楽しめるそうです。
牧場の終点に避難小屋(トイレ)があるので、ここで休憩をしても良いかもですね。比較的新しく、中も広い快適な避難小屋ですね。
近くに炊事場と水場がありましたが、こちらは枯れていて利用できない状況でした。
分岐に到着
避難小屋からすぐの場所に、山頂・ミヤマキリシマ群生地への分岐があります。分岐にはコースの概略が載った看板があるのでわかりやすいと思います。
分岐から300mで山頂へ行けます。山頂だけ楽しむならこのルートをピストンするのが良さそうですね。
今回は山頂を経由しグルッと右回りに。看板内のB→E(山頂)→D→C→Bに戻ってくるというコースです。(C→Bの間でミヤマキリシマ群生地を挟むかたちです)
山頂からの縦走路を楽しむ
山頂からの景色は素晴らしく、筆者の大好きな久住方面まで見渡すことができます。
ここから3kmほどの緩い下り基調の縦走路がスタートします
斜度や距離は走るのに最高でしたが、とにかく笹や伸び切った草が大変。田舎のニッチな山なだけに、仕方のないことですね。ミヤマキリシマのシーズンなどは手入れがされるのではないでしょうか。
とはいえ、要所要所で眺望が楽しめました。まるっきり地元ではありますが、ここまで素晴らしい景色が楽しめると思ってもいませんでした。
「はなぐり登山口」で折り返し、ミヤマキリシマ群生地へ
草と戦いながら3km進むと反対側のはなぐり登山口に到着します。ここからは別ルートを引き返し、途中のミヤマキリシマ群生地「お花畑」を目指します。登山口からは舗装路が続きます。
舗装路の途中、左に折れていく道が「お花畑(ミヤマキリシマ群生地)」に繋がります。シーズンではありませんでしたが気になって寄ってみました。これが大失敗。
ここもやっぱりシーズンではないせいか、とにかく荒れ放題。自分より高い笹に覆われます。
このまま笹の一部になってしまうのかな?と不安になりましたが、なんとか脱出。こうやって元気にブログを書けています。
崩落をしている箇所もありましたが、スタート地点の分岐まで終始走りやすい舗装路が続きます。
ぐるっと1周が終わる頃には程よい疲労感。400mちょっと標高差も少ないコースなので、ラン初心者の筆者も楽しめました。
帰りのダウンヒル最高
帰りの吉武台駐車場からのダウンヒルがハイライト。
途中の気になる林道に突っ込んで行き止まりだったり。結局これが1番おもしろかったかも。w
万年山トレランまとめ
筆者の超地元である万年山を楽しんできました。シーズンの問題か、伸びた草木には悩まされましたがロケーションや走りやすさ(歩きやすさ)はトレランにもハイクにもおすすめ。
キャンプもできるっぽいので、いつかはテント泊もありかなと画策中です。
大分県玖珠町でトレランコース、登山スポットを探されている方は是非!