どうも、fogの弟です。
色々と書きたいことが溜まっているのですが、今回は先日の脊振山(せふりさん)でのバイクパッキングを振り返ります。
脊振山に自転車でヒルクライムした感想や自作したタープについて、山頂の無料キャンプ場についてもご紹介します。 福岡市近辺で自転車を使ったキャンプをされる方の参考になれば嬉しいです。
脊振山とは
脊振山(せふりさん)は、福岡県福岡市早良(さわら)区と佐賀県神埼(かんざき)市との境にある脊振山系高峰の山で、標高1,055mの高さとなります。日本三百名山の一つだそうです。住所的には佐賀県に属するそうです。
山頂には航空自衛隊とアメリカ軍のレーダーが存在します。 車で山頂までアクセスすることができるため、登山者のみならず夜景スポットとしても親しまれているそうです。
今回のバイクパッキングの舞台に選んだ理由
脊振山を目的地に選んだ理由は2つ。
・福岡市中心部からのアクセスの良さ(の割にしっかりとヒルクライムを楽しめる)
・ゴール地点(山頂)に無料のキャンプ場があること
福岡市中心部から約30kmのアクセス
筆者が住む福岡市の中心部(天神・博多から2km程度)のエリアから、片道30kmほどで山頂に到着することができます。
どれくらいの標高を目指すかにもよりますが、比較的気楽な距離じゃないかと。
ただ標高に関してはほぼ1000メートル上がることになるため、それなりにキツいライドにはなりました。笑
久しぶりにヒルクライムらしいライドがしたかったのでぴったりでした。
無料で利用可能な「脊振山頂キャンプ場」
脊振山の山頂には「脊振山頂キャンプ場」という無料で利用可能なキャンプ場があります。
キャンプ場といっても水道や炊事場といった施設はなく、平に整備された原っぱが少し広がるのみです。とはいえ予約の必要もなく無料で利用できるのは本当にありがたいですね。
もちろんトイレもありましたし、コカコーラの自販機も一台設置されていました。
那珂川市を通過、五ケ山ダムを目指す
出発したのは午後2時に差し掛かるタイミング。20km弱先の那珂川にある五ケ山ダム周辺を目指します。
五ケ山ダムにはキャンプ場もあり、市内からのアクセスも良いため人気のキャンプスポットだそうです。途中「五ケ山クロスベース」という施設に立ち寄ります。
装備チェックワンツー
今回の装備はこんな感じ。
29インチホイールのマウンテンバイクに各種バッグを取り付けたバイクパッキング仕様です。
キャリアを使わず、フレームに直接バッグを取り付けるいわゆる「ラックレスなバイクパッキング仕様」になるかと思います。
サドルバッグには*FAIRWEATHER* seat bag(フェアウェザー シートバッグ)の旧型モデル。
兄に貰った旧型モデルを現役で使っています。最近のモデルはアップデートされているのでそちらも気になります。
写真の感じで5リットル程度の容量を使っているかなと。
ハンドルにはタイベックシートとハンモックをボレーストラップで固定しています。
固定力も抜群なのでおすすめです。
フロントフォークに*TOPEAK* VersaCage(トピーク ヴァーサケージ)を設置し、そこに*山と道* Stuff Pack XLを取り付けています。
山道のスタッフサックですが大好きなアイテムで3年近くしようしています。元々はハイキング用に導入したアイテムですが、デイジーチェーン(側面についている波打ったテープ)が秀逸でヴァーサケージに高い固定力で取り付けられることからバイクパッキングに愛用しています。
中には寝袋と食事を入れています。
ヒルクライムスタート
勾配10%を超える「北側」コース
五ケ山クロスから5kmほど進んだ先から、脊振山山頂を目指す本格的なヒルクライムが始まります。検索すると「北側」と「南側(西側とも)」の二つがあり、ざっくり北側は福岡から、南側は佐賀県からのルートだそうです。
今回は福岡市から登ったため、北側を選択しました。約4kmの道のりを400m上昇します。平均勾配で10%、、、
この数値を説明すると、僕のようなファンライダーにとっては帰りたくなるような勾配ということだけお伝えします。
なんとか山頂へ
山頂に着いた頃には夕方に差し掛かる時間帯。かなりマイナーなキャンプ場と思っていましたが、なんとパンパンにキャンパーさんが。
今回はハンモック泊を想定していたので、サイト端っこの木陰を陣取りました。
福岡、佐賀を一望
山頂へも足を運びました。キャンプサイトから10分程度歩きで登ると山頂です。微妙にガスってはいたのですが、スケール感のある景色を楽しめました。
遠く糸島方面まで続く脊振山系は雄大で、いつか脊振山系全縦走に挑戦したい思いが強くなりました。脊振山系全縦走はその名の通り、全長70km、獲得標高も5000mにも及ぶ過酷な縦走です。筆者もチャレンジを企てています。
ハンモック+自作タープでの宿泊
今回のバイクパッキングではハンモック泊装備を導入してみました。ハンモックでキャンプを行ったことはあったのですが、バイクパッキングに落とし込んだのは初です。
また、これに合わせてタープも自作しました。とはいってもグラウンドシートとして利用しているタイベックにハトメを付けてループを通せるようにmyog(ミョグ)しただけですが。出発30分前にミシンをカタカタして間に合わせました。笑
ハンモックは*eno*(イノー) ダブルネストハンモックを利用しています。現在のようにウルトラライトへ関心がなかったため、広く使えるという点を気に入りこちらを購入したのを覚えています。
彼女とイチャイチャできるサイズ感だったりします。おすすめです。
myogしたタープに使ったタイベックシートはamazonでも購入可能なデュポン製のシルバーのものです。サイズは210cmかける100cmです。詳しくはまた別記事で記載したいのですが、このサイズ感はギリギリですね。
ハンモック泊で寝る時だけ最低限カバー出来たらオッケーであればギリセーフ。それ以上を求めるならギリアウトです。
夜は宴会に参加
400FDについては下記の記事も読んでみてください!
エバニュー400FD、固形燃料のカリカリスタイルで夕食を取っていたところ、近くでキャンプをされていた方に声をかけていただき、宴会に誘っていただきました。というのも、筆者が激坂をヒルクライムしていたところを目撃されていたそうで、興味を持ったそうです。あとで話すとその方も自転車乗るそうでした。
一応遠慮(するふり)したのですが出会いは大切に。ご一緒させていただきます。
砂ずりの焼き鳥、生レバーの刺身、缶ビール、ハイボール、大好きな翠ジンソーダetc,,,
ついさっきまでアルファ化米を食べていたとは思えません。 楽しく飲んで話して、しっかり酔っ払ってハンモックで就寝。
Day2
帰路は少しルートを変更し、福岡市早良区へ降るルートを選びました。ヒルクライム開始地点まで下ったところで左折をし「板屋峠」(標高653m)を目指します。この板屋峠は福岡市のヒルクライムスポットとしても有名らしく、確かにハードなヒルクライムが楽しめそうだと感じました。
超良い雰囲気の集落を抜け、福岡市早良区に突入します。
途中「牧のうどん」で補給を行って無事に終了。ナイスバイクパッキングでした。
まとめ
今回初めて脊振山に登りましたがバイクパッキング(自転車キャンプ)のコースとしてはありですね。ちゃんと整備されたキャンプ場も利用できますし、ちょっとハードにヒルクライムも楽しめちゃいます。
週末を利用し、1泊で最大限に遊ぶ。そんなスタイルもいいんじゃないでしょうか。